大洋製薬株式会社

本文へスキップ
熱中症関連情報

熱中症になりやすい基礎疾患を持っている人real estate 1)2)

肥満の人
肥満の人は皮下脂肪が厚く、体内で産生された熱の放散が難しいため、体温が上昇
して発汗しやすく熱中症を起こしやすくなっています。

糖尿病の人
血糖値が高い糖尿病の人は、血液が濃縮された状態ですので水分を多く必要とし
ます。また、尿中に糖が漏れ出て糖と一緒に水分が排泄されてしまうため、飲水
量が増えて尿量が多くなります。このため、十分な水分の補給がないまま知らな
いうちに脱水状態になっていることが多くあり、十分な注意が必要です。
また、一部の糖尿病薬を服用中の方は脱水症状を起こしやすくなっていますので
医師の管理のもとで十分な体調管理を心がけてください 。

高血圧症、心臓病や腎臓病の人
1)体内に水分が留まり心臓の負担を軽くするために利尿剤を服用している人は、
  利尿剤の水分・塩分排泄作用により脱水症状を起こしやすく熱中症を起こしやすい
  状態になっています。

2)利尿剤を飲んでいる人は水分・塩分の制限がある場合があります。
3)血管のお薬を飲んでいる人は軽度の脱水でも立ちくらみを起こしやすくなります。
4)慢性腎不全が有る人は水分・塩分の尿中排泄がうまくいかなくなる場合が
  あります。

次の場合は発汗調節がうまくいかなくなり体温調節に
  支障をきたす場合があります。

1)広範囲の皮膚疾患がある場合

2)甲状腺疾患が有る場合
3)自律神経に影響を及ぼすお薬
  (パーキンソン病治療薬・てんかんの治療薬・認知症治療薬・抗うつ薬・
  抗不安薬・睡眠薬等)を飲んでいる人

体調不良の人
1)発熱・下痢により脱水症状が出た場合には熱中症が起こりやすくなります。
2)睡眠不足・前日の飲酒・朝食抜きの習慣は熱中症の発症に影響を与える場合が
  あります。










参考資料
1)職場における熱中症の予防について 基発第0619001号平成21年6月19日
2)熱中症を防ごう 熱中症予防対策の基本 平成21年7月7日 第1版 第1刷