大洋製薬株式会社
熱中症が疑われる場合は、涼しい場所で休憩をとらせます。
体温が高い場合(38℃以上が目安)は、体表面を露出させ、水で濡らしてうちわ等で冷風を送ります。氷やアイスパック等で頚部・わきの下・股の間などの大きな動静脈が通っている部位を冷やします。その時の体位は、仰向けか横に寝かせて、脳血流を確保するために足を少し上に上げたほうが良いでしょう。手足を末梢から中心に向けてマッサージするのも効果的です。
熱中症予防のためには、水・電解質の補給を同時に行いましょう。このような時には糖分過剰摂取による高血糖や、さらなる脱水症状を予防するために経口補水液や水と食塩を摂取がお勧めです。
熱中症を疑う場合は、まず涼しい場所で休憩させて飲料水などを摂取させます。医療機関へ連れて行かなくても良い条件とは以下が全てそろっている場合です。
数分間しても本人の元気が出ない場合は直ちに医療機関への搬送を行いましょう。
熱中症を疑った時には、死に直面した救急事態であることをまず認識しなければなりません。重症の場合は救急隊を呼ぶことはもとより現場ですぐに体を冷やし始めることが重要です。
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熱中症を疑った時には何をするべきか (フローチャート) 2) |
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医療機関が知りたいこと 2) |
参考資料
1)熱中症を防ごう 熱中症予防対策の基本 平成21年7月7日 第1版 第1刷
2)熱中症環境保健マニュアル2014 環境省ホームページ
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