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角層は、その細胞間脂質、アミノ酸を主体とするNMF、皮脂の存在により水分を結合して
います。しかしドライスキンにおいてはその水分含有量が減少し、皮膚の表面には目に見え ない亀裂や細かい鱗屑が生じて、ざらざらとした感触を生じてきます。 ドライスキンの状態では、皮膚表面はかさつき、チクチクしたり痒みを感じやすくなって います。生活様式の欧米化に伴い、住宅の機密性の向上が進み、日本でも寒い冬を中心 として乾燥した皮膚とそれに伴うかゆみが増加し、いまや日常的になっています。 ドライスキンが起こりやすい条件とは・・・・・
気温の低下や空気の乾燥などにより冬季に多く見られます。冬季はまた、寒冷による血流量
の低下、発汗による皮膚外層への水分補給の低下により、皮膚の乾燥が起こりやすくなっています。 ちなみに、20代の女性における角層水分量は、秋になると夏季の約1/5、冬季になるとさらに 1/10 まで減少するといわれています。 ドライスキンはアトピー性皮膚炎や老人性乾皮症などのかたに多く認められます。また、強い 痒みを伴うことで知られている慢性腎不全のかた、透析を行っているかたや肝疾患の方の皮膚の 特徴の一つでもあるといわれています。 その症状は・・・・・
ドライスキンにおいてはバリア機能の障害が生じており、種々の物理的刺激(乾燥、紫外線、
温熱、掻破等)に対して刺激を感じやすくなり、非アレルギー性の痒みを伴います。また、ダニや ハウスダスト等の抗原の侵入をも容易にし、アトピー性皮膚炎におけるアレルギー性皮膚炎と痒み の憎悪にも関連しています。 その対策は・・・・・
ドライスキンによる皮ふの刺激感や痒み等の症状は、保湿剤を使用した毎日のお手入れに
より改善されるといわれています。 語句の説明
参考資料
1)武田克之等 化粧品の有用性‐評価技術の進歩と将来展望‐ 2001年3月31日 第1刷 2)美容皮膚科プラクティス 2000年1月2刷 編集:漆畑 修、宮地 良樹、本田 光芳 発行者:南山堂 |
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大洋製薬株式会社
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