ワセリンは油性の保湿剤で、皮脂の代用として用いられます。本成分は皮膚表面からの浸透性は少なく、角層上に皮脂膜を構成することで、水分の蒸発を防ぎ角層水分量を維持します。本成分は、皮膚表面を保護すると同時にお肌を乾燥から守ります。しかし、ワセリンは角層内には浸透していきませんので、表皮角層内で水分を蓄える役割を果たしている皮脂やセラミド成分やその他の皮脂に含まれる油分を同時に補給してあげることが大切です。
ワセリンは、お肌の乾燥を防ぐ保湿剤として毎日ご使用いただけます。乾燥したお肌にご使用する場合は、入浴後などお肌に水分を補給した後に薄く塗ってご使用ください。まれにお肌に合わない場合がありますので、かさかさ、赤み、痒みの症状が出た場合は直ちにご使用を中止し、皮膚科専門医にご相談ください。
唇は角層が非常に薄く粘膜に近いため、乾燥しやすく荒れやすくなっています。2)
ワセリンは水分を逃がさずシールする効果がありますので、唇の保護や乾燥防止にご使用いただけます。