アレルギー性鼻炎とは、花粉・ハウスダスト・ダニなどのアレルゲンと呼ばれるアレルギーを引き起こす物質に対して、IgEと呼ばれる免疫グロブリンが過敏に反応して起こる疾患のことで、若年層を中心に年々増加の一途をたどっています。薬剤による治療や抗原回避などの正しいケアを身につけて、症状を軽くすることを心がけましょう。
本症は鼻粘膜に侵入したアレルゲンによって発作性反復性の くしゃみ、水性鼻汁、鼻閉を3主徴とするもので、その好発時期から季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)と通年性アレルギー性鼻炎に分類されます。
鼻づまりがある時などは、専用の器具を用いて43℃に加熱した蒸気を鼻から吸入するサーモライザー、局所温熱療法、入浴、蒸しタオル、マスク等の薬剤を使わない方法がありますので、合わせてご検討ください。1)
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参考資料
1)2020年版(改訂第9版)鼻アレルギー診療ガイドライン ―通年性鼻炎と花粉症―
2)国立研究開発法人 国立生育医療研究センター webサイトより